フラワーショップテラオ

卒業式・お彼岸も無事終わって、ほっと一息。

しか～し、もうすぐ「母の日」がやってくる。

 

我が守山区は、加盟店が２店舗しかないので

そりぁ「物日」は大変なことになります。

土・日両日の配達だけで２００件以上になります。

で、普段は家族４人とアルバイト１名で大丈夫な店が

母の日は、金曜日から眠ることができないくらい忙しい。

で、臨時アルバイトなる方々にお世話になる。

毎年来てくださる「５人組」だ。

彼らは、な～んにも言わなくてもテキパキ動いてくれる。

「あ～ありがたや、ありがたや。」

しかし、「な～んにも言わなくても」にするまでが大変。

自分でやった方が、はるかに早い仕事も辛抱強く見守る。

やって見せて、やらせて見せて、失敗させて、叱って・・。

時々、「すみません、今日で辞めさせてください。」という

バイトさんの夢を見て、慌てて起き上がることもあるくらい

ビクビクしながら、言葉を選びながら指導することもある。

ただ、「去る者追わず」で縁のない方は、きっぱりと切ります。

平気を装っていながら、心はかなりのダメージをくらっていても

へらへらと笑えるようになった自分を、今は「コワい」くらいです。

 

だって、私は花屋ですし、経営者ですから。

まずは、自分の城を守るのが仕事です。

 

フローリスト専門学校を首席で卒業しても、どんなに腕が良くても

人間関係と話術がダメな人はやっぱりダメです。

「頭でっかち」はダメです、現場では全く使えません。

まずは、笑顔と大きな声、自信があれば自然にできます。

 

私がここへ嫁いできて、幾度か泣いて今日がありますが、

主人の親（当時社長）に言われた一言がコレ。

「ここ（店頭）に立つなら、何もかもできんとな。」

当時の私は「伝書バト」。何も出来なくて

お客様に言われたオーダーを、できるスタッフに伝えるだけ。

悔しかったぁ。でも、今は、ここの誰よりもデカくなった（態度が）。

あの一言が、私を悔しさのバネとなって今の私に変えてくれたけど

人を、花屋を育てるのは、辛抱強い気持ちと時間である。

タグ: 名古屋, 花屋

“花屋を育てるということ”には4 個のコメントがあります。

1. 姫路　つたや より:

   2010 年 3 月 24 日 7:28 PM

   まったく　その通り。間に合う人って、少ないですよﾈ。私自身も、沢山悔しい思いをいっぱいして、時間をやりくりして、勉強にも行ってます。（休まざるをえない時も、多々ありますが。）どこも、商売人の奥さんは、気の休まる時がないですねぇ。

2. 名古屋のバカモノより より:

   2010 年 3 月 24 日 8:06 PM

   ご遠方からようこそいらっしゃいました。
   共感してくださってありがとうございます。
   花屋もどんな仕事も、すぐできる有能な人は少ないです。
   でも、皆、努力の日々で今の位置をキープして
   頑張っているんですよね。
   つたやさんの「日々の頑張り」はきっと誰かが見ていてくれると思いますよ。

3. 島根・K より:

   2010 年 3 月 24 日 11:28 PM

   こんばんわ！
   コメントありがとうございました♪
   ぼやぼやしてると、あっという間に母の日が来ますね・・・
   本当に、毎年頭の痛い物日です((+_+))
   私も、嫁いで20年、おかげ様で体と共に態度もでかくなりました(笑)
   私の場合育ててくれたのは、結婚前に勤めていたお花屋さんの先輩でしょうか？？仕事中は本当に厳しい人で、よく泣かされました(^^ゞ　でも、それがあったから今まで頑張れたのかもしれません！
   愛を持って人を育てるのって、難しいですね・・・

4. 名古屋のバカモノより より:

   2010 年 3 月 25 日 8:28 AM

   遅くまでお疲れ様です。この時間は私は夢の中・・・。
   朝型というか、夜遅くの仕事は気分が乗らないというか
   （集中できず花束やアレンジが）変なのができてしまうので
   いつも３時ごろ起きて仕事や仕入れです。

   嫁いで２０年、スゴっ！大先輩です！！
   「人を育てる」って、嫁と姑みたいで（ちがうかな？）
   己の身に課されたことを、次世代にも求めてしまいがち。
   少し大げさですが、新しい風も必要だけど、
   先人がやってきたことは、大抵「正しい」ですよね。
   （時々間違うこともありますが・・）

   ご遠方から「だんだん❀」でした。