フラワーショップテラオ

 

昨今の厳しい経済状態の中、

後継者問題、家族経営、家賃・人件費高、資金繰り・・・

様々な問題を抱えながら商売を続けている生花店も多い。

 

以前このブログに登場した「闘病夫婦」、実は同業者。

奥様の闘病については、

ご近所さん・お客様も周知のことだとか。

それでも奥さん、しょっちゅうお店に出ておられます。

とっても仲の良い、明るいご夫婦です。

 

ある日、このご夫婦のお店に一人の男性が来店されました。

店頭にいた奥さんに

「お見舞いのアレンジメントを一つお願いします。」と伝え、

お花が出来上がるのを待っておられました。

 

出来上がったアレンジに綺麗にセロファンをかけました。

「はい、お待たせしました。○○○○円になります。」

代金をお支払いになるとその男性は、

「はい、これ奥さんに。」と言って、

彼女自身が製作したアレンジを、

彼女にプレゼントしたんだそうです。

なんと粋な男性でしょう！！そして優しい方でしょう！

この世の中、まだまだ捨てたものじゃない　ですね。

 

 

このご夫婦、「涙して、感動した。」と、

その時の事を話してくれました。

あぁ、本当にこういう話を聞かされると、

「花屋はいいなぁ。花屋でよかった。」と感じます。

 

お～い、闘病夫婦、あなたたちの周りはいい人がいっぱい。

例えば、

綺麗に花を咲かせる桜は、冬の寒さを経験して、我慢して

春にあの美しい姿を見せてくれます。

だから、

今が辛くとも、歓喜の時は必ずやってくるよ！

もう少し、あと少し・・・・・・遠くから応援しています。

タグ: 夫婦, 後継者問題, 花屋, 闘病