フラワーショップテラオ

 

昨日、社長が自分の好みの子を連れて来た。

 

実はうちの社長、若い頃（中学生くらい）から

山野草が大好きで、特にエビネ・フウランが好き。

昔の「育苗日記」なるものが、自宅の本棚に

びっしりと並んでいる。（地味な趣味・・・）

 

ある日の日記を覗いてみると・・・・・

 

○月○日、四国の△△さんから苗が届く。

早速お礼の電話を入れる。

 

○月○日、花芽らしきものが付く。

このまま順調に育ってくれればいいのだが。

 

○月○日、やっぱり花芽だった。

お客さんが「これ、高いよねぇ・・？」と聞いていた。

お父さんが「これは息子が育てているので・・・」と

言ってくれた。「あ～、売れんで（売れなくて）よかった！」

 

こんな具合である。中学生なのにホント地味なヤツ。

 

さてはて、社長が連れてきた子たちは

アスコセンダと

フウラン（Neofinetia　 falcate）たちである。

納品伝票には「富貴蘭」とあったが、富貴蘭と名乗るには、

「日本富貴蘭会」に登録されなければならないそうで、

園芸的価値のあるものだそうです。

それこそ１株ウン万、ウン十万もします。

 

社長いわく、「売れんでもいいから、並べといて！」だと。

値札の下には、「詳しいことは社長に聞いてちょう！」と

書き足しておいてやった。「勝手にしろ！」これが本音だ。

並んだ商品が売れなくてどうする？

趣味や遊びで花屋はできん！！

 

社長、来月の給料からコイツらの仕入れ代金、引いときます。

 

今朝も、嬉しそうにコイツらを眺めていました。

 うち・・・大丈夫やろか・・・・？

タグ: アスコセンダ, フウラン, 名古屋, 富貴蘭, 花屋