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2010年10月07日 3:45 PM
定休日の過ごし方はいつも様々。
先週なんかは、一日中配達してたし
普段絶対行かないような、遠くの病院まで行ったり、
お届けの間に時間があれば、名港まで仕入れも・・。
さて、今日の定休日は、(嬉しいことに)爺・婆が居ない。
二人揃って一泊旅行に出かけた。(ラッキィ!)
で、結局、普段できないデスクワークをすることにした。
顧客管理や、予定表、帳簿や在庫管理も
やらなきゃいけないことばっかり。
在庫管理をしていて、ふと、殺虫剤・肥料に目がいく。
「そういえば、このオルトラン、お客さんが返品にきたっけ。」
私たちの様な個人経営の花屋さんは、
ホームセンターや大規模園芸店とは違い
仕入れる数が小口なので、
大型店舗との価格では到底太刀打ちできない。
先日も、ある年配のお客様がオルトランを買いに来て、
支払いの際に、「高いわねぇ。」とこぼしていました。
2,3日してからそのお客様がやってきて、
「これ、返品するでお金返して。」ときた。
聞けば、お孫さんとクルマでホームセンターへ行った折、
同じオルトランが「特価」で販売されていて、購入。
未使用だったうちのオルトランを返品に来たということだ。
もうひとつ、別のお客様のお話し。
卒業式の花束の予約に来られたお客様が、
「○ピタ とか ○オン の花屋さんにあるような
380円くらいの小さい花束が2つ欲しいんだけど。
お宅では無理ですか?
朝、7時には子供が要るので、ああいうお店は
まだ開いてなくて・・・・。」と言う。
またまたもう一つ、別のお話し。
どなたとは敢えて書きませんが、
「消費税、サービスしてくださる?」というお客様。
いちばんはじめのケースで、私どもは
未使用を確認し、レシートをお持ちいただき
返金に応じました。
次のケースでは、
380円ではなく525円に予算を変更していただき、
本来、朝8時からの始業時間ですが、
裏口から、朝7時に花束をお渡ししました。
最後のケース、
どこの小売店でも起こりうるケースですが、
「勉強して下さる?」とか「サービスしてよ。」とか、
こういうセリフ、私は大嫌いです。
私たち、仕入れるときも消費税を払いますし、
国にも年間凄い金額の消費税を徴収されます。
消費税って、お店の儲けじゃないのに・・ねぇ。
いつも思うんです、この方たちは、百貨店やスーパーでは
決して「まけてちょうだい。」なんて言わないはずなのに
小売店(専門店)には、なんとまあ強気になることか。
結局私、「勉強」はできませんでした。
なぜでしょう?
自営で、しかも持家(自宅)での生花店経営は、
高額なテナント料を支払うことを思えば
かなりの面でお値打ちな価格で対応できます。
繁華街にある綺麗なビルに入っている花屋さんと
比べてみてください。きっと、全然違いますよ。
(このような条件下でのお店では、
本来の花代の他に、家賃やたくさんの従業員の
お給料や設備の維持費、ロスする商品も見込み、
様々なお金がかかっていると思われます:推測)
ただし、薬品・肥料・小物(ハサミなど)類は別。
たくさん仕入れることができるお店には、負けます。
近年、個人のお店は、だんだん減りつつあります。
大型店舗の進出、後継者不足、
24時間営業の店が増えたり
365日、年末年始の休業も無くなり
自由競争で、どこでも何でも売れる・買える。
また、異業種にわたってコストダウンを求め
「職人」「地場産業」の仕事を奪い、
海外の労働賃金の安いところでの製造。
これでいいのか、ニッポン!
いずれ「純国産品」が無くなり
「日本の知恵」も海外に流出。
「専門店」も無くってしまうのでは・・・・?
私、思うんです。
私たち花屋が売っているものは、
花だけじゃない。って。
花はもちろん、技術、知識、心・・・
時々、おしゃべり・・・・(これ大事!)
さて、消費者にとってあるべきは、大型店?
それとも、専門店?
偉そうなことを書いてしまいましたね。
気に障る方がいらっしゃいましたら
ゴメンナサイ<(_ _)>
タグ: 花屋さん
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同感です。よくぞ言って下さいました。
うちの 競争相手は ホームセンター です
紋日とかは カラーの大判チラシが 新聞折込で ど~んと 入りますしネ だから 消費者は 花は大型スーパーか ホームセンターで 購入するものだと 思われているようです 「おたくにも あったん?」 って こういう感じですワ
花は花屋で!! 魚は魚屋で!! 肉は肉屋で!!
個人商店を 大切にしましょう (^・^)
つたや✿ さま
コメントありがとうございます。
ホントは、恐る恐る書いたんですよ(臆病者なんで)。
仲間の生花店が、世代交代したり、閉店したりするのを
聞いたり見たりするたび、心が痛みます。
つたや✿さんは、まろ部長も顔が広そうだし、
いつも丁寧なお仕事ぶり拝見していますので
今後も安泰ですね!お互い 頑張りましょう。