フラワーショップテラオ

去年の話になりますが、

しめ縄にまつわる、

気がかりな話を耳にしましたので

ちょっとだけお知らせしますね。

・

・

・

しめ縄を綯う稲藁は、

お米を収穫した後の稲藁とは異なります。

専用のしめ縄田んぼにて育てますの。

５月頃に田植えして

稲穂が出る直前の８月の３日～７日くらいには

刈り取り作業をしてしまうそうです。

そして稲わらを夜露に当てないように天日乾燥し、

機械乾燥も含めて５回ほどしっかり乾燥させます。

その年の年末に使用する藁は

青みがかかっているのですぐに分かります。

・

・

・

・

・

当店が特注で注文している、

『特特大玉』(縦９０㎝横３０㎝）や

神棚用の『三尺五社』（縦３０㎝横９０㎝）、

神棚用の『一間縄』（縦３０㎝横１８０㎝）

法人様向け『大大根』などは、

豊田市内のしめ縄田んぼで収穫された藁です。

とても美しい青々とした稲藁でできています。

しかーーーーーーし、

そのしめ縄田んぼも存続の危機が！！

いわゆる後継者不足と高齢者問題です。

今年５月に田植えがされないと、

年末の特注しめ縄の注文がお受けできません！！

どうしましょう・・・・・・。

。

。

。

しめ縄や門松などの日本の伝統は、

当たり前すぎて深刻に考えることもありませんでした。

「あの花屋に行けば(しめなわは）ある。」

「スーパーや量販店には何でもある。｣

そんな感覚だと思います。

私たちだって同じ感覚です。

でも、事実、今年の年末のしめ縄さえ

注文が受けられないかもしれない　かも　という

危機が迫っているんです。

あぁ、どうか、

今年の五月、

豊田市のしめ縄田んぼのおじいちゃんが

元気で田植えをして下さることを

切に切に祈っております。

タグ: しめ縄, 日本の伝統, 花屋, 門松